ドライフラワーは、生花として飾り終えた花を乾燥させてつくることができます。特別な道具は必要ありません。ただ、乾燥させる場所と時間の選び方を間違えると、カビが生えたり、色が黒ずんだりします。私たちが店の奥で毎日やっていることを、そのままお伝えします。
ドライフラワーに向いている花、向いていない花 ¶
向いているのは、花びらが薄くて水分が少ない花です。ラグラス(うさぎのしっぽ)、スターチス、ニゲラの実、ユーカリ、ラベンダー。これらは乾燥させても形と色が残りやすい。向いていないのは、水分が多くて花びらが厚い花です。ヒマワリ、ダリア、チューリップは乾燥中に腐りやすく、色も黒ずみやすい。
乾燥させる場所の条件 ¶
風通しが良く、直射日光が当たらない場所が理想です。直射日光に当てると、色が急速に褪せます。湿気が多い場所(洗面所、キッチンの近く)はカビの原因になります。押し入れの中も、空気が動かないのでお勧めしません。一番いいのは、窓を少し開けた部屋の、日陰になる壁際です。
束ねて逆さに吊るす、それだけ ¶
花を5〜7本ほど束ねて、茎を上にして逆さに吊るします。輪ゴムで束ねると、乾燥で茎が細くなったときに輪ゴムが緩んで落ちることがあります。麻紐できつめに縛るのがお勧めです。乾燥にかかる時間は、花の種類と季節によって変わります。夏は2週間ほど、冬は3〜4週間かかることもあります。
完成したドライフラワーの飾り方 ¶
乾燥が終わったら、そのまま壁に掛けるか、花瓶に入れて飾ります。ドライフラワーは水が不要なので、口の細い瓶に差すだけで様になります。直射日光を避ければ、数ヶ月から1年ほど楽しめます。ほこりが気になったら、ドライヤーの冷風で軽く飛ばすと綺麗になります。
私たちの店では、生花として売れなかった花を廃棄せず、すべてドライにしています。花束・アレンジメントの一覧のページでも、自家製ドライフラワーのスワッグを販売しています。