夏に花を買って帰ると、翌日にはもう元気がない、という経験をした方は多いと思います。これは花の質が悪いのではなく、ほとんどの場合、水の管理と置き場所の問題です。市場で仕入れたばかりの花でも、持ち帰り方と最初の処理を間違えると、あっという間に萎れてしまいます。

茎を切り直す「水切り」が最初の一手

花を買って帰ったら、まず茎を水の中で斜めに切り直してください。これを「水切り」と言います。空気中で茎を切ると、切り口から空気が入り、水を吸い上げる管が詰まります。バケツや洗面器に水を張り、その中で切るのが理想です。斜めに切るのは、切り口の面積を広くして水を吸いやすくするため。

水は毎日替える、容器も洗う

花瓶の水は毎日替えてください。夏は特に雑菌が繁殖しやすく、水が濁ると茎が腐り始めます。水を替えるとき、花瓶の内側もスポンジで洗うと効果的です。市販の切り花延命剤を使う場合も、毎日の水替えは省略しないでください。延命剤は雑菌の繁殖を抑えますが、完全に防ぐわけではありません。

置き場所は「涼しくて、直射日光が当たらない場所」

エアコンの風が直接当たる場所も、花には良くありません。乾燥が進んで花びらが傷みます。理想は、室温が25度以下で、直射日光が当たらない明るい場所。窓際に置く場合は、レースのカーテン越しの光が当たる程度が適切です。夜は窓から離して、外気の熱が伝わらないようにするといい。

夏に特に気をつけたい花の種類

ヒマワリ、グラジオラス、リシアンサスは夏の代表的な花ですが、それぞれ扱いが少し違います。ヒマワリは茎が太く、水を大量に吸うため、花瓶の水を多めに入れてください。グラジオラスは下から順に花が開くので、開いた花びらを取り除くと次の花が長持ちします。リシアンサスは比較的丈夫ですが、蕾が多い状態で買うと、自宅でゆっくり開いていく様子が楽しめます。

花を長持ちさせることは、花を大切にすることと同じです。毎日少しだけ手をかけると、花も応えてくれます。わからないことがあれば、ご相談・ご連絡はこちらからどうぞ。