花束を買うより、枝ものを一本買う方が、部屋の印象が大きく変わることがあります。枝は高さがあり、空間に広がりをつくるからです。でも枝ものは花屋でも目立たない場所に置かれていることが多く、選び方がわからないという声をよく聞きます。

季節ごとの枝もの

春はコデマリ、ドウダンツツジ、ハナミズキ。初夏はヤマボウシ、ライラック。夏はノリウツギ、ヒペリカム。秋はナナカマド、コムラサキ(実もの)。冬はロウバイ、ミモザ(早春)。それぞれ、花が咲く時期と実がなる時期があり、同じ木でも季節によって全く違う顔を見せます。

枝ものに合う花瓶の選び方

枝ものは重いので、安定感のある花瓶が必要です。底が広くて重心が低いもの、または口が細くて枝を固定できるものが向いています。背の高い枝は、花瓶の高さの1.5〜2倍の長さが目安です。陶器の花瓶は重さがあるので安定しやすい。ガラスの花瓶は中の水が見えるので、水替えのタイミングがわかりやすいです。

枝の切り方と水の吸わせ方

枝ものは茎が太いため、水を吸いにくいです。切り口を斜めに切ったあと、さらに縦に数センチ割り込みを入れると、水を吸いやすくなります。または、切り口をハンマーで軽く叩いて潰す方法もあります。最初の1〜2時間は、深めの水に浸けておくと、その後の持ちが良くなります。

一本だけ、それでいい

枝ものは一本で十分です。複数本を組み合わせると、かえってうるさくなることがある。一本の枝が、その季節の空気を部屋に持ち込んでくれます。花束と違って、枝は少しずつ変化します。葉が開いたり、実が色づいたり。その変化を毎日見るのが、枝ものの楽しみです。

私たちの店では、1,200円から枝ものを一本単位で販売しています。その日の入荷によって種類が変わるので、来店前にInstagramでご確認いただくか、お電話でお問い合わせください。